住友林業で家を安く建てるには?値引き交渉まで手順や注意点を紹介

住友林業で家を建てたい、と考えた時に気になるところは金額ではないでしょうか。

「住友林業って値引き交渉できるのかな?」

「値引き交渉ってどうすれば良いの?」

「住友林業の値引き率はどのくらい?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、住友林業の値引き率の限界や値引き交渉までの手順、値引きポイントや注意点などについて解説しています。

気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

【結論】住友林業の値引き率の限界は約10%前後

まず結論からいうと、住友林業の値引き率の限界は約10%前後です。

近年、木材の価格高騰などの影響により割引もしづらい傾向になっているため、大幅な値引きは難しい状況になっています。

ただ、これから紹介する値引きポイントを活用することで、10%以上の値引きもできる可能性があります。

少しでもお得に住友林業で家を建てたい方は、これから解説する値引きポイントを参考にしてみてくださいね。

住友林業への値引き交渉までの手順

住友林業への値引き交渉までの手順をご紹介します。

  • 住友林業で家を建てた人に紹介してもらう
  • 予算は実際よりも少なめに伝える
  • 複数のメーカーで相見積もりをする
  • 住まい博に参加する
  • 営業担当に想いや要望を伝える

この手順を取ることにより、住友林業への値引き交渉ができる可能性が高まります。

それぞれの手順について詳しく解説していきます。

住友林業で家を建てた人に紹介してもらう

まずは、住友林業で建てた人に住友林業を紹介してもらいましょう。

住友林業には紹介制度があり、紹介してもらうことで値引き特典が適用されます。

値引き率は公開されていませんが、平均的に3%程度の値引きをしてもらえる可能性が高いです。通常よりもお得に住友林業で家を建てられる可能性があります。

例えば、3000万円の家を建てる場合、約90万円の値引きが得られるので大変お得です。

割引特典を受けない場合、人気オプションのチェスターフィットライトかウッドタイル9m2のオプションがサービスとしてつけてもらえるという特典を選べます。

ウッドタイルもチェスターフィットライトをオプションとして追加した場合、約25万円もの追加費用が必要です。

その25万円相当のオプションを、紹介制度を使うことで無料で導入できます。

ただし、紹介制度は住友林業の担当者が付く前の方が対象です。

展示場に行ったり資料請求をしたりした場合、個人情報が入力されてしまうため自動的に担当者がついてしまいます。

担当者がついてしまうと、紹介制度が使えなくなってしまい、値引特典が使えなくなるため注意しましょう。

住友林業に資料請求や展示場訪問をする前に、知人・友人に住友林業の家を建てた人がいないか探してみることをおすすめします。

予算は実際よりも少なめに伝える

営業担当者に、実際の予算よりも少なめの予算を伝えることもポイントです。

少なめに伝えることで、営業担当者もその金額に収まるように安い業者を探すなど働きかけてくれます。

また、契約後はどうしても当初の見積もりよりも金額が上がってしまう傾向にあるため、予算ギリギリの見積もりをもらうと確実に予算オーバーしてしまいます。

予算オーバーにならないためにも予算を少なめに伝えることは重要です。

ただし、少なすぎる予算を伝えるとお客様として営業担当者に相手してもらえなくなる可能性があります。

予算を伝える際は、実際の予算の10〜15%低いくらいを伝えると良いでしょう。

複数のメーカーで相見積もりをする

住友林業の他に複数のメーカーで見積もりを作成してもらい、比較検討することも重要です。

「住友林業が一番気になっているけど、値段がネック」など、伝えることで他社よりも少しでも安くして契約してもらえるように営業担当者は値引きを頑張ってくれます。

ただし、値引き交渉をする際、他社の見積書は見せずに口頭で金額を伝えるようにしましょう。見積書を見せるとなぜ安いのかの理由を伝えられ、それが理由で値引きされない可能性があるからです。

住まい博に参加する

引用:住友林業のリフォーム

住まい博とは、住友林業が年に数回開催している家づくりのイベントです。住友林業での家づくりをより具体的にイメージするためのイベントで、家づくりに関するセミナーが行われたり、実際に採用している設備についても詳しく聞けたりします。

住まい博に参加することで、住まい博限定のオプション無料付帯が受けられます。

例えば、キッチンのグレードアップや浴室の壁のデザイン変更など、通常であれば10万円前後するオプションを無料で付けられるチャンスがあるのです。また、オプションを付けずにオプション分の値引をしてもらえることもあり、非常にお得です。

営業担当に想いや要望を伝える

営業担当者に何度も会って、想いや要望をしっかりと伝えることも大切です。

打ち合わせだけでなくショールームやモデルハウスの見学、イベント参加やOBのお客様のお宅訪問などに参加し、「住友林業で家を建てたい!」という強い想いを営業担当者に伝えましょう。

住友林業へ家づくりへの想いを伝えることで、営業担当者も「お客様のために頑張りたい」という気持ちが芽生え、値引きに応じてくれることがあります。

住友林業への値引きポイント・注意点

住友林業で値引き交渉する場合、値引きのポイントと注意点があります。

  • 値引き交渉しやすい設備が狙い目
  • 決算月のタイミングにこだわらない
  • 営業担当に何度も会う
  • 割引率で値引き内容を見る
  • 値引きにこだわりすぎない

それぞれのポイント・注意点をみていきましょう。

値引き交渉しやすい設備が狙い目

家の設備には、値引き交渉しやすい設備があります。

それは利益率が高い設備です。

利益率が高いということは、多少値引きしても十分な利益が得られる見込みがあるということです。

例えば、太陽光発電やエネファームなどの環境設備は、協力会社から販促金が住友林業に入ってくるため値引きしやすい傾向にあります。また、住友林業オリジナルのウッドタイルやチェスターフィットも他のメーカー設備と比較すると利益率が高いため、値引きしてくれる可能性が高いでしょう。

太陽光発電やウッドタイルを使いたい方は、値引き交渉も検討してみてください。

決算月のタイミングにこだわらない

決算月のタイミングにはこだわらなくても問題ありません。

決算月の契約は値引き率が良いと言われていますが、大手ハウスメーカーにおいては値引きに時期はあまり影響しないためです。

他の月に契約しても値引き率はさほど変わらないため、決算月にこだわりすぎないようにしましょう。

営業担当に何度も会う

営業担当者に何度も会って、「住友林業で家を建てたい!」という強い想いを伝えることも値引き交渉を成功させるポイントです。

家づくりの打ち合わせだけでなく、定期的に開催される見学会やイベントなどにも足しげく通い、自分たちがどうしても住友林業で建てたいと思っていることを営業担当者に伝えましょう。

熱心に通うことで、営業担当者もその想いを値引きという形で答えてくれる可能性があります。

営業担当者との信頼関係も深められることで、契約後の打ち合わせや工事もスムーズに進められるでしょう。

割引率で値引き内容を見る

値引き内容は値引き額ではなく、値引き率で見るようにしましょう。

例えば、建築費7000万円で割引額が700万円だったお客様と、建築費3000万円で割引額が300万円だったお客様の場合、値引き額700万円の方が大幅値引されたように思えますよね。

しかし、値引き率を計算するとどちらも同じ10%の値引きです。他の人の方が値引き額が高いからといって落ち込む必要はありません。

値引き率を計算した時にどのくらい値引きしてもらえたかで、値引き内容を確認するようにしましょう。

値引きにこだわりすぎない

値引きにこだわりすぎて、無理な交渉・要求はしないようにしましょう。

値引きにこだわりすぎて営業担当者に無理な要求をすると、値引き交渉にも応じてもらえなくなる可能性があります。

「面倒くさい客」にならず、営業担当者との良好な関係を保てる範囲での交渉をしましょう。

住友林業への値引き交渉のタイミング

住友林業への値引き交渉のタイミングは、見積もりが提示された時点です。

ただ、あまりにも早い段階で値引き交渉すると、印象が悪くなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、基本的には契約後の値引きは不可能です。

本契約までに値引き交渉で有効な資料を集め、締結前にできる限りの値引き交渉を行いましょう。

【大公開】住友林業で建てた我が家の値引き金額は~~万円!

我が家の値引き金額は・・・

結論から発表すると、我が家の場合は約740万円の値引きを勝ち取ることができました!

内訳は5つくらいの項目に分かれていて、「紹介値引」や「モニター補填値引」「設備関係値引」が大きく効いていますね。それぞれの値引きは以下で説明します。

  • モニター補填値引
    引渡し後、検討している方が我が家を実例として見学しに来ることを承諾して得られる値引のようです。(まだ一度も見学依頼は来ていないので、値引きの理由付けのようなもの?)
  • 設備関係値引
    その名の通りオプション扱いとなる各種設備機器の値引きの合算となります。
    我が家では太陽光パネルや蓄電池、エコワンと呼ばれる高効率な給湯器、熱交換換気システム等を導入したことでそれぞれから値引きを勝ち取る事ができました。(まあその分出費も大きくなりますが・・・)
我が家の資金計画書です。(細かい金額や内容は丸めております。)

【体験談】我が家の値引き・コスト圧縮方法

  • 坪単価が近いのハウスメーカーと勝負させる
  • 導入したい設備やオプションを初めに盛り込む
  • 「総2階建て」としたこと

3つの方法について、我が家の体験談を説明していきます。

坪単価の近いハウスメーカーと勝負させる

我が家では、積水ハウスと住友林業の2社からそれぞれ提案と見積もりをもらいました。

この2社とした理由は①よく比較されているから②坪単価帯が近しいからの2点です。

別の記事でも述べていますが、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。
本記事で述べた通り、複数社から相見積もりは取るべきです。ただ我が家ではもう一工夫として、坪単価帯が近しい、各社同士がベンチマークとして見ている(であろう)積水ハウスへ相見積もりを取りました。

これには2つの利点があったと思っています。
一つは提案される内容や品質、設備等も近しいので比較がしやすいこと、もう一つは仮説ですがライバルの2社なので担当営業の方が値引きの権限を持っているであろう上席への交渉がスムーズに進むため、結果最初から大きな値引きを引き出しやすかったのでは。という点です。

本当にそうだったかはわかりませんが、何度も交渉することなく、満足いく結果が得られたように思っています。

導入したい設備やオプションを初めに盛り込む

私は提案をもらう前に、YouTubeや各社のパンフレット、SNS等を駆使し、要件となる導入を希望する設備やオプションはリストアップしていました。

本記事にて記載の通りですが、設備やオプションは値引きしやすい部分となりますので、初めに希望する内容をすべて盛り込んでおくことで値引く財源を豊富な状態で進める事ができるので、大きな値引きに繋がったのだと思います。

なので比較的大きな設備やオプションは、調べ上げてリストアップしておくことをお勧めします。

「総2階建て」としたこと

これは注文住宅を建てる際にコストを抑える鉄板かと思いますが、1階と2階の間取りを同じ作りにする「総2階建て」を取り入れました。
これにより壁材や屋根、柱等の構造関連の材料を抑える事ができるため、1階と2階とで面積や間取りが異なる場合と比べてコストを圧縮することが可能です。

値引き以外で住友林業の家を安くする方法

住友林業で家を建てる際、値引き交渉以外にも安く家を建てる方法があります。

  • セミオーダープランを採用する
  • 延床面積を小さくする
  • 施主支給品を使う

3つの方法について解説していきます。

セミオーダープランを採用する

引用:住友林業の家

住友林業には、「フォレストセレクション」と呼ばれるセミオーダープランがあります。

このプランを採用することで、完全自由設計の家よりも約300〜500万円程度安く家を建てることが可能です。

完全自由設計と同等レベルのハイグレードな設備が標準仕様で、30年長期初期保証がついていながら、安く建てられるのでとてもお得なプランと言えるでしょう。

ただ、ベースの間取りが決まっていたり、玄関や階段の位置を変更できなかったりなど、自由に決められない部分もいくつかあるので人によっては不満に感じるかもしれません。

延床面積を小さくする

延床面積を小さくすることで、建築費用を大きく削減することが可能です。

住友林業の坪単価は65〜110万円なので、広さを1坪削るごとに65〜110万円もの減額になります。

間取りの中で必要のないスペースを削るだけでも節約になるので、設計士と相談しながら間取りの見直しをしてみるのもおすすめです。

施主支給品を使う

施主支給とは、エアコンや照明などの設備や建具を自分で調達することです。

施主支給品を使うことで、50万円近く費用の節約を実現することもできます。

ただし、施主支給品の中には手配が難しいものや取り付けが困難なものもあります。施主支給品として使いたいものがあるものの、どうすれば良いかわからない場合は営業担当者に相談してみましょう。

ちなみに我が家では、1階洗面台のミラーやTVボード、宅配ボックスを施主支給品としました。

まとめ

住友林業では、契約前であれば値引き交渉に応じてもらえることがあります。

そして、値引き交渉の際には、自分の家づくりへの想い、住友林業への想いをしっかりと伝えるようにしてください。

大幅な値引きを狙うなら、紹介制度の利用がおすすめです。

知人や友人で住友林業の家を建てた方がいるようなら、ぜひ紹介してもらいましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

33歳の1歳の娘・妻と3人暮らしをしている金融業界で働くサラリーマンです。
2022年春、妻の妊娠をきっかけに1LDK賃貸マンション(46㎡)からの引っ越しを決意し2022年9月に住友林業にて契約 2023年9月竣工。
家づくりの知識から、ハウスメーカー選定、こだわりの注文住宅を彩るインテリアや便利な家電を発信していきます。

コメント

コメントする

目次