家を建てる場合、家の周りの外構工事も必要!
住友林業の外構工事は、「住友林業緑化」と呼ばれる住友林業のグループ会社が行っています。
この記事では、住友林業緑化で外構工事をお願いする場合のメリット・デメリットや、住友林業の外構費が高い理由などについて解説していきます。
住友林業で家を建てる予定だが、外構工事を住友林業緑化でお願いするか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
住友林業で外構を実施するメリット
住友林業緑化で外構工事をお願いする場合、次の4つのメリットが得られます。
- 外構費を住宅ローンに組み込める
- 家との調和が取れた外構デザインになる
- 住宅ローン控除の対象になる場合もある
- 家の打ち合わせと一緒に進められる
我が家では、東京都が実施している「ゼロエミ住宅」の助成金の振込を待っていた事もあり外構工事は2期に分けて依頼しておりました。最終完成まで時間がかかってしまいました・・・
外構費を住宅ローンに組み込める
外構費用は原則として住宅ローンに組み込むことができません。
そのため、キャッシュで支払うか別でローンを組んで外構工事を依頼しなければなりません。
しかし、家の建築をお願いする住友林業に、外構工事を一括で依頼することで住宅ローンに組み込むことができます。
外構費を住宅ローンに組み込みたい場合は、家づくりの段階で営業担当者にその旨を伝えてください。
住宅ローンの申請の際に外構費用も含めて、営業担当者から金融機関へローン申請をしてもらえます。
家との調和が取れた外構デザインになる
住友林業の外構は、「住友林業緑化」にて施工が行われ、他社にはできない調和の取れた外構デザインに仕上がります。
住友林業緑化は住友林業のグループ会社なので、住友林業の家に関する深い知識と経験を持っています。
そのため、住友林業の家との調和が取れた、最適な外構デザインを提案してくれます。
家の間取りや内装デザインなども考慮し、家の雰囲気と一体感のある美しい外構も実現できます。
また、外構の打ち合わせでは新築時と同じ3DCGパースを使用。図面だけでは完成時のイメージがしづらい外構打ち合わせも、パースがあることで完成イメージを見ながら打ち合わせが可能です。
住宅ローン控除の対象になる場合もある
外構費は、原則として住宅ローンの控除対象外です。しかし、以下の2つを満たすことで、外構費も住宅ローンの対象となります。
- 家を建てる住宅会社に外構工事も依頼する
- 外構費用が建築費用の10%未満である
住友林業緑化に外構工事を依頼することで、住宅ローン控除の対象となる可能性が高くなります。
外構費用が建築費用の10%未満に抑えられるようなら、住友林業緑化に外構工事を依頼して節税対策するのも良いでしょう。
家の打ち合わせと一緒に進められる
住友林業緑化に外構工事を依頼する場合、新築の打ち合わせのすぐ後に外構の打ち合わせを進められます。
また、家づくりでの打ち合わせ内容や希望のデザインなども、住友林業としっかり情報共有できているので、非常にスムーズに打ち合わせてを進めることが可能です。
わざわざ外構工事業者に一から自分の要望や思いを伝える必要がないので、その分お客様打ち合わせでの負担も軽減できます。
我が家でもこのメリットは実感していました。
住友林業での打ち合わせで見ていた図面やパースに外構も反映されるため、イメージしやすい事(実際の仕上がりもイメージ通り)と生まれたばかりの娘がいたため、地味ですが打ち合わせがワンストップで終わる事もストレスが溜まらず良かったと思っています!
住友林業で外構を実施するデメリット
続いて、住友林業緑化で外構工事をするデメリットを見ていきましょう。
- 外構費が高い
- 選べるデザインが少ない
2つのデメリットを解説していきます。
外構費が高い
住友林業緑化は、外構費が高いです。
実際に住友林業緑化で外構工事をお願いしたオーナー様も「外構費が高かった」と答える方が多くいました。
他の外構工事業者に見積もりを依頼すると、半額近く安い見積もりを提示してもらえたという声も上がっています。
少しでも安く抑えたいという方には、住友林業緑化での外構工事は大きなデメリットとなるでしょう。
家が完成してから外構工事が始まる場合が多い
選べるデザインが少ない
住友林業緑化では、品質の良い素材を使って外構工事を行っていますが、選べるデザインが少ない点がデメリットです。
高い素材が多いため、予算を考慮するとどうしても選べる外構のバリエーションが少なくなってしまいます。
たくさんの素材の中から好きなデザインを自由に選びたいという方にとっては、少し物足りなく感じてしまうでしょう。
住友林業の外構費が高い理由
住友林業の外構費が高い理由は、品質の良い素材を使っているからだけではありません。
他にも外構費が高くなる理由が2つあります。
- 仲介手数料がかかるから
- 諸費用12%が上乗せされるから
2つの理由について見ていきましょう。
仲介手数料がかかるから
ハウスメーカー提携業者に外構工事を依頼すると、仲介手数料が発生します。
住友林業緑化は、住友林業のグループ会社なので仲介手数料が見積もりに上乗せされます。
少しでも外構工事を安く抑えるには、仲介手数料のかからない別の外構業者に依頼しなければなりません。
諸費用12%が上乗せされるから
住友林業緑化に外構工事を依頼すると、「きこりん税」と呼ばれる諸費用12%を負担しなければならず、その分費用が高くなります。
きこりん税は、2022年3月に廃止されています。
ただし、12%分の諸費用が無くなったというわけではなく、引き続き12%の諸費用は上乗せされているため、外構費は引き続き高いままです。
ちなみに、きこりん税は外構工事だけでなく造作家具などのオプションや仮設工事などが対象です。
オプションがなければ諸費用を抑えられますが、仮設工事は家の建築に必須なので、結局きこりん税は発生してしまいす。
住友林業に安く依頼する方法
住友林業は坪単価が65〜110万円です。
延床面積30坪の家だと、建物本体価格は1,950万〜3300万円になり、決して安く家を建てられるわけではありません。
そんな住友林業で少しでも安く家を建てるためにどうすれば良いのか、3つの方法について解説します。
紹介制度を使う
住友林業には、「住友林業オーナー紹介制度(紹介割引)」という制度があり、住友林業で家を建てた友人や知人に紹介してもらうことで、建物価格から割引してもらえます。
建物の本体価格が3300万円の場合、99万〜198万円もの割引が受けられるということで大変お得です。
値引き率は公表されていませんが、平均的に3%の程度の値引きを受けられる可能性が高いです。
3000万円の家を建てたら、約90万円の値引きが受けられる可能性があります。
割引特典を受けない場合、住友林業で人気のオプションである25万円相当の「室内木質壁ウッドタイル9m2」もしくは「チェスターフィットライト」のいずれかをオプション料金なしで付けることが可能です。
また、紹介制度を利用することで、すでに家を建てたオーナーを担当した営業が自分たちの家づくりの担当になってくれます。
営業担当者は通常ランダムで決まりますが、オーナー紹介経由だと実績や経験豊富な担当者についてもらえるので、満足のいく提案をしてもらえる可能性も高くなります。
住友林業での家づくりを検討している方は、ぜひ紹介制度を活用しましょう。
ただし、紹介制度を利用する場合、注意点があります。
紹介制度を利用するためには、自分に営業担当がついていない状態である必要があります。
例えば、すでに住宅展示場に足を運んだり、資料請求していたりする場合、すでに営業担当者が登録されている状態です。
この状態だと紹介制度を受けられなくなります。
資料請求や展示場訪問の前に、まずは知人・友人で住友林業で家を建てた人がいないか探しましょう。
費用の高い設備は設置しない
費用の高い設備やオプションは極力設置しないことで、建物価格や外構費用を抑えることができます。
特に建物に関しては、住友林業の標準仕様だけでもグレードの高い設備が使われています。
そのため、特にグレードをあげたり、オプションを追加しなくても十分に満足の行く仕上がりになるでしょう。
また、グレードを上げるかどうか悩む時は、「本当に必要な設備なのか?」をしっかりと吟味することをおすすめします。
実際に生活した時にどのくらい自分がその設備を使うかをイメージし、必要ないと思う場合は費用を節約すると良いでしょう。
施主の支給・施工でまかなう
施主支給・施工でまかなうことで少しでも費用を抑えることができます。
例えば、エアコンや照明、家具・家電などは今使用している物をそのまま新居で使うようにすればそれだけでも十分に節約が可能です。
外構費の高い住友林業緑化で外構工事を依頼せずに、安く工事をしてもらえる業者を探してそちらにお願いするのも良いでしょう。
住友林業緑化は仲介手数料や諸費用でどうしても高くなってしまうため、外構工事を安く抑えたいなら自分で外構業者を手配することをおすすめします。
ただし、住友林業緑化以外の業者に工事をお願いした場合、住宅ローン控除の対象外になったり、住宅ローンに外構費を組み込めなかったりといったデメリットが発生します。
他にも、別の外構工事業者に依頼すると、家が完成後に外構工事が始まる可能性が高いです。
これは、2つの業者が同じ現場で工事をしていると、何かしらトラブルが発生した時に業者同士で揉める可能性があるためです。そのような問題を避けるために家が完成してから外構工事業者が現場に入って作業を開始する流れとなります。
つまり、オーナー様は家の引き渡しは住んでいるものの外構工事が終わるまで工事業者に出入りされるため、しばらく落ち着かない生活になる可能性があります。
このように、オーナー様が支給・施工する場合の注意点もあるため、これらを理解した上で支給品や施工業者の手配を行いましょう。
まとめ
住友林業で外構を実施する場合、外構費を住宅ローンに組み込めたり、スムーズな打ち合わせができたりといったメリットがあります。
しかし、仲介手数料や諸費用の発生により他の外構業者に依頼するよりも金額が高くなってしまう点がデメリットです。
外構費を少しでも安く抑えたい方は、住友林業緑化ではなく他の外構業者にお願いすると良いでしょう。
もしくは、紹介制度やオプションを選ばないなど、家の方で費用を安く抑えてその分を外構費に当てるという方法もあります。
納得のいく家づくり・庭づくりのためにも、メリット・デメリットや費用を安くする方法を調べて家づくりの計画を進めていってくださいね。